ヒグマを狩猟する作品というのはわりと文芸作品を含め存在します。しかし、本作品は女性ハンターが主役である、という点で珍しい作りになっています。さらに特徴として今までありそうで無かった2点のポイントがあります。

 

一つはヒロインが扱う銃の取り扱い方法が実に詳しく語られている事です。弾の種類や銃の清掃方法、銃の訓練風景も狩猟シーンと同じ位にページがさかれています。作者の方はこちらの方に詳しい方なのでしょうか。
ハラハラする狩猟シーンを期待しがちですが、狩猟には武器の知識と扱いが何より大事なのだと、ハンターの仕事の一端を垣間見る事が出来ます。

 

もう二つ目は肉の解体と食べ方も詳しく描かれている点です。肉だけでなく、クマの脂肪なんかも登場し、のどかな食事シーンでありながら、山から命を頂くという所の狩猟の一番重要な面がしっかり解説されています。これだけではなく、もちろんヒグマやエゾシカとの白熱の対決シーンもあります。女性ハンターの独特の天真爛漫さと裏がありそうな個性も魅力的で珠玉の狩猟作品が誕生しました。

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